摘発事例(令和7年発表分)
最近の密輸事犯の概況について(名古屋税関管内)
【フィリピン共和国来旅客による覚醒剤密輸入事件を告発(令和7年6月5日発表)】
名古屋税関中部空港税関支署は、東海北陸厚生局麻薬取締部と共同で調査を実施し、覚醒剤を密輸入しようとした人物3名について、令和6年12月4日、令和7年2月6日及び6月5日にそれぞれ関税法違反で名古屋地方検察庁に告発しました。
1 犯則物件
覚醒剤であるフェニルメチルアミノプロパンの塩酸塩 正味重量 197.282グラム
2 事件の概要
犯則嫌疑者らは、共謀の上、フィリピン共和国から覚醒剤であるフェニルメチルアミノプロパンの塩酸塩 正味重量 197.282グラムを青色スーツケースに収納されたヘアワックス2個内に隠匿し、密輸入しようとしたが、令和6年11月17日、名古屋税関中部空港税関支署職員による検査で発見されたものである。
【ペルー共和国来旅客によるコカイン密輸入事件を告発(令和7年5月29日発表)】
名古屋税関中部空港税関支署は、愛知県中部空港警察署と共同で調査を実施し、コカインを含有する粉末を密輸入しようとした人物2名について、令和7年4月28日及び5月29日にそれぞれ関税法違反で名古屋地方検察庁に告発しました。
1 犯則物件
コカインを含有する粉末 29,227.62グラム
2 事件の概要
犯則嫌疑者らは、共謀の上、ペルー共和国からコカインを含有する粉末 29,227.62グラムを密輸入しようとしたが、令和7年4月10日、名古屋税関中部空港税関支署職員による検査で発見されたものである。
【ペルー共和国来国際宅配貨物を利用したコカイン密輸入事件を告発(令和7年5月28日発表)】
名古屋税関は、愛知県警察本部薬物銃器対策課、愛知県中川警察署及び愛知県中村警察署と共同で調査を実施し、麻薬であるコカインを密輸入しようとした人物2名について、令和7年5月28日に関税法違反で名古屋地方検察庁に告発しました。
1 犯則物件
麻薬であるコカイン塩酸塩を含有する白色粉末 2,534.2グラム
2 事件の概要
犯則嫌疑者は、氏名不詳者と共謀の上、ペルー共和国から国際宅配貨物を利用し、麻薬であるコカイン塩酸塩を含有する白色粉末 2,534.2グラムを密輸入しようとしたが、令和7年4月10日、税関職員による検査で発見されたものである。
【スペイン王国来書留郵便物などを利用した覚醒剤・麻薬密輸入事件を告発(令和7年5月21日発表)】
名古屋税関清水税関支署は、静岡県警察本部刑事部組織犯罪対策局薬物銃器国際捜査課及び静岡県焼津警察署と共同で調査し、覚醒剤などを密輸入しようとした人物について、令和7年5月21日に関税法違反で静岡地方検察庁に告発しました。
1 犯則物件
覚醒剤であるフェニルメチルアミノプロパンの塩類 99.32グラム
麻薬である2−(2−クロロフェニル)−2−(メチルアミノ)シクロヘキサノン(別名ケタミン)
の塩類 49.82グラム
麻薬であるコカインの塩酸塩 190.73グラム
2 事件の概要
犯則嫌疑者は、スペイン王国から書留郵便物などを利用し、覚醒剤ほか 合計重量339.87グラムを密輸入しようとしたが、令和7年3月6日及び20日、横浜税関及び東京税関職員による検査で発見されたものである。
【ベトナム社会主義共和国来小包郵便物などを利用した指定薬物密輸入事件を告発(令和7年3月21日発表)】
名古屋税関清水税関支署は、静岡県警察本部刑事部組織犯罪対策局薬物銃器国際捜査課及び静岡南警察署と共同で調査し、指定薬物を密輸入しようとした人物について、令和7年3月21日に関税法違反で静岡地方検察庁に告発しました。
1 犯則物件
指定薬物である亜硝酸イソブチルを含有する液状物 正味重量合計1,121.1グラム
2 事件の概要
犯則嫌疑者は、ベトナム社会主義共和国から小包郵便物などを利用し、指定薬物である亜硝酸イソブチルを含有する液状物 正味重量合計1,121.1グラムを密輸入しようとしたが、令和6年5月14日・17日及び同年11月11日、横浜税関及び東京税関職員による検査で発見されたものである。
【ドイツ連邦共和国来小包郵便物を利用した麻薬密輸入事件を告発(令和7年3月13日発表)】
名古屋税関四日市税関支署は、三重県警察本部刑事部組織犯罪対策課及び三重県桑名警察署と共同で調査し、麻薬であるケタミンを密輸入しようとした人物について、令和7年3月13日に関税法違反で津地方検察庁四日市支部に告発しました。
1 犯則物件
麻薬であるケタミン 496.84グラム
2 事件の概要
犯則嫌疑者は、氏名不詳者と共謀の上、ドイツ連邦共和国から小包郵便物を利用し、麻薬であるケタミン 496.84グラムを密輸入しようとしたが、令和6年11月21日、横浜税関川崎外郵出張所職員による検査で発見されたものである。
【ベトナム社会主義共和国来国際宅配貨物を利用した大麻密輸入事件を告発(令和7年3月11日発表)】
名古屋税関は、長野県警察本部組織犯罪対策課及び長野県須坂警察署と共同で調査し、大麻を密輸入しようとした人物について、令和7年3月10日に関税法違反で長野地方検察庁に告発しました。
1 犯則物件
大麻である黄色液状物 2,924.67グラム
2 事件の概要
犯則嫌疑者は、氏名不詳者と共謀の上、ベトナム社会主義共和国から国際宅配貨物を利用し、大麻である黄色液状物 2,924.67グラムを密輸入しようとしたが、令和6年11月25日、大阪税関関西空港税関支署職員による検査で発見されたものである。
【マレーシア来国際宅配貨物を利用した覚醒剤密輸入事件を告発(令和7年2月18日発表)】
名古屋税関は、愛知県警察本部薬物銃器対策課及び愛知県昭和警察署と共同で調査を実施し、覚醒剤を密輸入しようとした人物について、令和7年2月18日に関税法違反で名古屋地方検察庁に告発しました。
1 犯則物件
覚醒剤 3,929.833グラム
2 事件の概要
犯則嫌疑者は、氏名不詳者と共謀の上、マレーシアから国際宅配貨物を利用し、覚醒剤 3,929.833グラムを密輸入しようとしたが、令和7年1月8日、大阪税関関西空港税関支署職員による検査で発見されたものである。
【メキシコ合衆国来国際スピード郵便物を利用した大麻密輸入事件を告発(令和7年1月27日発表)】
名古屋税関は、愛知県警察本部薬物銃器対策課及び愛知県北警察署と共同で調査を実施し、大麻を密輸入しようとした人物について、令和7年1月27日に関税法違反で名古屋地方検察庁に告発しました。
1 犯則物件
大麻 93.810グラム
2 事件の概要
犯則嫌疑者は、氏名不詳者と共謀の上、メキシコ合衆国から国際スピード郵便物を利用し、大麻 93.810グラムを密輸入しようとしたが、令和6年10月19日、名古屋税関中部外郵出張所職員による検査で発見されたものである。